人に教えるということ
「1つ注意したら3つ褒める」というのは人に物事を教える際に心がけてる事なんだけど
年下ではなく同期や年上に教える場合、馬鹿にしていると受け取られないか毎回ヒヤヒヤしている。
というのも個別指導の塾講師としてバイトをしていた時期に身についたものなので
そうそうよく出来た!と言う程度がかなり低くなっているためだ。普通大人には言わないもんなー。
ということを考えるだけだともったいないので、半年ほど塾講師として得た事を簡単にまとめようと思う。
中学生をメインに教えていたので対子供向けにはなるが、少し考えれば大人相手にも適用出来るはずだ。
- 大事なのは「出来る」自信
まず何より大事なのは自信だと考えている。
ざっくり分けると「私なら出来る」「僕でも出来る」の2パターンの自信があるが、どちらも大事。
やる気を失わせないためには決して自信を失わせないこと。
- 1つ注意したら3つ褒める
冒頭の通り。注意されるばかりだと怒られていると思われて、どうしてもやる気が無くなりがち。
基本的には「褒めて伸ばす」を念頭において教えたいところ。褒めて自信のついた子は思っているより強い。
当然、注意する箇所が無ければ褒めちぎればいいし、褒めるところが1つしか無ければ3倍褒めればいい。
- ハードルはちょっと高めに
1回教えるごとに1度は、出来るだけちょっと上のレベルに挑戦させること。
しっかり声をかけて後押しすることを忘れないように。
簡単にいえば「お前なら出来る」や「これぐらい出来るよな?」という形。
どちらも自信を付けさせる一言にはなるが、後者は教える側が「絶対に出来る」と信じた博打になる。
大人しい子には前者、明るく活発な子には後者がとても効果があったりする。
どちらの場合も、出来たら「当たり前」ではなく「うわ、本当に出来たんだ凄い!」と返すと良さげ。
本人が「当たり前」とか言い出したらグッとレベルアップさせて本人のレベルを確認するいいチャンス。
- ランクアップとランクダウン
出来る子にいつまでも基礎をさせるのはもったいないばかりか、本人の意欲も削いでしまう。
前項の通り、できるだけ、本人よりちょっとだけ上のレベルに挑戦させること。
出来ない子にとってもそれは同じで、ちょっとだけ上のレベルに挑戦させること。
まず挑戦させて、それから出来る事に分解して1つずつ消化させていく。
数式を括弧で分けて一部ずつ解かせ、最後に合わせるようなイメージ。
出来ることを少しずつ増やして、それを道具にステップアップさせたいところ。
- やり直し
本当に出来ない子はそこそこ居る。本人が思っている以上に出来ない子も結構居る。
そういう時は無理に進もうとしないで、思いっきり遡らせると効果的。
「これくらい出来る」というレベルから少しずつレベルを上げていって出来ない箇所を把握する。
教える側も、教わる側も、何が出来て何が出来ないかということを把握することは非常に大事。
飽きたので今日はこのへんで終わり。
思い立ったら続き書きます。